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essay81 費用について
エッセイとは少し違いますけど、家を建てるにあたっての費用のお話しをここでしたいと思います。
家づくりをお考えの方の少しでものご参考になればと思います。

A.工事費
誰でもまず最初に頭に浮かべるのが建物本体の建築工事費です。当たり前ですね、これがなくては何も始まりません。
建物の工事費についてはその計画により様々ですが、
ここでは仮に、延べ床面積35坪の木造2階建ての家で建物本体の建築工事費が2,100万円とします。
この本体工事費にはキッチンはもちろん造り付けの家具や照明器具などの工事費も含まれます。

この他にもいろいろな条件により必要な工事が発生します。
まず、敷地内に水道の引込が来ていなければ、道路を掘って上水道本管より水道を引き込む必要があります。
この水道の引込工事費用はその敷地がある市町村により違いますが、5万円から40万円程度必要なところまでありますが、
大体は30万円程度のところが多いです。

また、家の排水を接続する下水道が整備されていない地域でしたら、合併処理浄化槽が必要となります。
35坪程度の家でしたら5人槽の家庭用合併処理浄化槽で良いですが、その費用は60万円程度かかります。
市町村によってはこの合併処理浄化槽を設置するに当たり、補助金を出してくれるところもあります。
補助金の金額は市町村により変わりますが、15万円~40万円程度出してくれる市町村もあります。
詳しくは管轄の市町村にてご確認下さい。

家を建てる土地の地盤が良くなければ、基礎の下に地盤改良などの補強工事を実施しなくてはいけません。
その費用も、基礎の大きさや形状、地盤の状態などにより様々ですが、20万円~80万円ほどかかる場合もあります。

また、家本体だけではなく、家の周りの外構工事の費用も必要です。
外構工事費は場合によってはある程度省く事も出来ますが、外構工事も含めての家だと思いますので、
最低限必要な個所の外構工事は必要となります。
コンクリート製の擁壁や土留め、塀や植栽、駐車場など、その計画内容により様々ですが、
大体50万円~150万円くらいが目安となります。

ここまでの金額がいわゆる工事費というもので、工務店と工事契約を交わす金額となります。
仮に浄化槽が不要だったとしても本体工事費の2,100万円の他に大ざっぱに170万円程度が必要になります。
合計で2,270万円程度となり、消費税の5%を加えると約2,385万円程度が工事費となります。


B.設計監理料
税込工事費が2,385万円の場合、私の事務所の設計監理料の料率は12%となりますので、
2,385万円×12%で286万円が設計監理料の基本額となります。
この基本額の他に打ち合わせと現場監理の交通費が必要ですが、名古屋市内の北部や尾張地方と想定すると
交通費は大体4万円程度ですので、基本額と合計すると設計監理料は290万円(税込)となります。


C.諸費用
工事費、設計監理料の他にも諸費用と呼ばれる費用が必要です。

まず、建物の基礎を設計するにあたっての地盤調査会社に支払う地盤調査費用です。
ハウスメーカーなどは費用の面から簡易なSS試験というものを行いますが、
私の事務所の場合、地質サンプルを採取する標準貫入試験(ボーリング試験)とSS試験を併用します。
調査費用はだいたい13万円~16万円程度となります。

また水道メーターを新たに設置する場合、市町村に支払う水道加入金が必要です。
金額は市町村により様々ですが、15万円~20万円程度が必要となります。

電話線の引込工事をNTTに行ってもらうので、その費用がだいたい1万円程度必要です。

エアコンを設置する場合はその台数に応じて費用がかかります。
工事費に含める場合もありますし、エアコン本体をクライアントに支給していただく場合もあります。
お住まいの家でお使いのエアコンをそのまま再利用する場合もあります。
仮に新品のエアコンを2台と既存のエアコンを1台入れるとして、約50万円程度が必要です。

カーテンやロールスクリーンなどの費用も必要です。
費用は20万円~40万円程度。

他にも、建築確認検査機関に支払う建築確認申請、中間検査、完了検査に伴う申請手数料があります。
35坪の木造住宅の場合は全部で9万円程度となります。(地域によって変動します)

工務店との工事請負契約書に貼付する印紙代が1万5千円。

法律で加入を義務付けられている住宅瑕疵担保保険料が8万円程度。

地鎮祭や上棟時のご祝儀などの祝祭費用が約15万円程度。

建物が完成した時に行う建物の登記費用がだいたい20万円前後。

以上の諸費用を合計するとだいたい165万円程度となります。


D.融資にかかる費用
融資を受ける金融機関やその融資額、返済期間等により金額は変動しますので、詳しくは金融機関にてご確認下さい。

金融機関に支払う融資手数料(印紙代含む)が約6万円程度。

連帯保証人の代わりに保証会社を利用する場合に保証会社に支払うローン保証料が、
ローン金額を2,500万円の25年返済と想定するとだいたい50万円程度。

万が一借主の返済が不可能になった際に、残された返済を解消してくれる生命保険に加入した場合に
保険会社に支払う団体信用生命保険料がありますが、
ほとんどの民間の金融機関の場合、保険料は金利に含まれています。
但し、フラット35を利用する場合は費用が発生します。

住宅ローンを受ける場合は必ず火災保険に加入しなくてはならず、
保険会社に支払う火災保険料が必要です。
費用はローン金額を2,500万円の25年返済と想定するとだいたい30万円程度になります。
最初に一括で支払う場合と月々の返済と一緒に支払う場合があります。

任意ですが、火災保険に加えて地震保険に加入します。(5年)
保険料は火災保険の15%で4万5千程度となります。

融資を受ける金融機関に抵当権を示すための抵当権設定登記費用が必要です。
登録免許税(ローン金額の0.1%)の他に司法書士への報酬が必要で、
ローン金額を2,500万円とするとだいたい5万5千円程度となります。

以上の融資にかかわる費用の合計で約96万円となります。


以上が家を建てるにあたって必要な大まかな費用となります。表にまとめると下記のとおりとなります。

A.工事費(工事請負契約金額)
1.本体工事費 木造2階建て 35坪 21,000 千円
2.水道引込工事費 300 千円
3.地盤改良工事費 600 千円
4.外構工事費 800 千円
5.消費税(5%) 1,135 千円
 小計(税込) 23,835 千円
B.設計監理料
1.設計監理料基本料