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essay51
ご趣味は?
お見合いではないけれど、時々「ご趣味は?」と訊かれる事がある。

雑誌に載せる自分のプロフィール欄なんかには、クルマとか、読書とか、旅行とか、建築とか書いてるけど

クルマって言ったって、ただ乗っているだけだし、読書とかもあんまりする時間ないしなあ。

旅行(建築を見る)も最近はほとんど行っていないし、建築は自分の仕事だしなあ・・・。

正直言ってこれを趣味と言えるんだろうかと疑問になる事も多々ある。

確かにみんな好きな事ではあるけれど、いつもやっている訳ではない。

唯一、普段の移動の手段であるクルマだけはいつも乗っているが、ただの移動手段といえばそれでしかない。

クルマの運転自体も、クルマに対してデザイン的なこと、文化的なことをいろいろ考えるのは好きだけど、

いわゆるカーマニアと言われるようにいろいろなクルマに乗り換えている訳でもなし、

とことん1台のクルマに相当こだわっている訳でもなし・・・。(もちろん僕の900は好きだけれど)

自信を持って「自分の趣味は○○です。」と言えるようなものは正直見当たらない。

群馬での住宅の設計・監理の仕事をしていた時なんかは、

クルマの他にも新幹線で現場を往復する事も多々あったので、

その新幹線の中は僕の貴重な読書タイムだった。

他にも料理を作ったりする事なんかも割と好きだけれど、なかなかそんな時間も少ない。

でも、全ての事に共通するのは、建築にしろ、クルマにしろ、読書にしろ、

ひとつの同じ言語(論理)でものを考えているという事。

つまり、全てのものは自分の中でひとつにつながりながら絡み合っている。

そしてその中心にいつもあるテーマは「ものづくり」というひとつのキーワードだと思う。

そう、全ての僕の考えはこの「ものづくり」という共通言語によって思考され、

ある時は建築、ある時はクルマ、ある時は料理、ある時は音楽、

ある時は哲学といった風に姿を変えているのだと思う。

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