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essay48
新年にて思う事・・・
その1

今年もたくさんの方から年賀状が届きました。

お正月に届いた年賀状を見るのって結構楽しいですよね。

家族の写真や書いてある文章なんかを見ていくのは何だか心温まるものがあります。

年賀状ってそのほとんどの人が年に1回会うか会わないかといったような人が多い。

だからそんな人たちから年賀状が届くと

「ああ、元気でやってるんだな」とか「子供が生まれたんだ」とか懐かしい思いにふける。

部屋の片づけをしていて、古いアルバムを見つけて見入ってしまう感覚に近い。

そんな中、今年は同級生などからの年賀状に身体の異常を伝えるものが結構多かった。

身体の異常といっても病気とかではなく、少し身体の体積が増えてきた・・・というもの。(要するに太った)

我が身体をあらためて見ても確かに昔に比べてずいぶん体積が増えた気がする・・・。

パソコンの前でのデスクワークと車での移動・・・、前から運動不足は気にしていた。

ジムに通おうかとも思ったけれど、なかなか忙しいし続かない気がする。

毎朝1時間くらいジムに寄って、10時くらいから仕事を始めれればなあと、理想を妄想するが、無理だろう。

という訳で、今年はもう少し運動せねば、と例年通り思うのでした。



その2

昨年から世間を騒がしている建築士による構造強度偽装問題。

構造強度偽装解明が進んでいく中、建築士の制度も見直される方向で進んでいます。

構造建築士の名前を記名するだとか建築士の資格を限定させるだとかいろいろ案があるけれど、

手っ取り早いのは建築士の免許を更新制にして建築士の資質を高めようというものではないでしょうか。

まあ確かに試験問題に合格しただけで、建築士としてのある一定の最低限の知識は持っているけれど

その建築士が適正な建築士かどうかは分かりません。(医師や弁護士も同様。当たり前ですね。)

必然的に業務の実態も踏まえて建築士の資質を高めようという事は大いに賛成です。

建築士の更新制度は現在ありませんが、

一級建築士事務所などの都道府県に事務所登録をした設計事務所の管理建築士は

更新料を払って5年ごとに事務所登録の更新をして講習も受けます。

でも僕自身感じる事は、本当にこの更新制度は役に立っているのだろうかという素朴な疑問。

高い更新料を払って講習を受け、毎回分厚いテキストをもらう。

自動車運転免許の更新と同じようにテキストの内容は毎回ほとんど変わらない。

あの自動車運転免許の更新料に疑問を持つ人も多いのではないだろうか。(一体何に使われているの?)

つまり、建築士免許の更新制という制度を聞いて、ひそかに微笑む天下り役人も多いと思う。

結局、莫大な全国の建築士の更新料はそういった天下り団体に入っていくのだと僕は感じてしまう。

僕が一番いいと思うのは、良い建築物を見る事を制度化する事。

問題の構造建築士も最初は志を持っていたと聞きます。

だから、素晴らしい建築を見ることを義務付けて、建築に対する意識を高め、

建築士のモラルとプロとしての誇りを維持させるのです。

建築を見る事が義務化されれば、忙しくても

「ちょっと建築を見に行ってきます。えっ、忙しいからダメ?でも義務だから仕方ないんだよねぇ。」

と大手を振って好きな建築を見に行ける。

でも、見ていい建築と見てもダメな建築の制度上の境界線をどうするかという問題もある。

やっぱりだめだろうなぁ・・・。



その3

スロー(ライフ)でありたい。

建築設計の仕事を17年ほどやり、段々とその考えは大きくなってきた気がする。

スローとは田舎暮らしをしたり、自然のものを使用したり、エコロジカルだったり・・・。

でも僕が思うスローとはそういったものに限った事ではない。

ものの考え方、人のあり方としてもっとスローでありたいと思う。

言葉でいい表すのはなかなか難しいけれど、

自然のサイクルのように目先の事にとらわれない広いおおらかな視野を持つ事と言えるかもしれない。

「北風と太陽」という有名な童話がそのひとつの意味を表す。

かと言って、僕には大上段に構えてそれを人に唱えるつもりもない。

そんな行為は決してスローとは言えないからだ。

何をとり、何を捨てるか。

僕自身その判断基準は分かっているつもりだ。

あとはしっかりと地面を踏みしめて歩いてゆくのみ。

と、新年に思う。

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