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スカンジナビア・デザイン
僕の普段の足として乗っているSAAB900はスウェーデンの車である。

スウェーデンは、ノルウェイ、フィンランドと共にスカンジナビア半島に位置する北欧の国です。

最近、北欧はスローライフと言う考え方と共に注目を集めるようにもなりました。

北欧と言えば、偉大な建築家アルヴァ・アアルト、木を生かした椅子で有名なハンス・J・ウェグナー、

シンプルでモダンな照明器具で有名なルイスポールセン、そしてSAABなど、シンプルで機能的なデザインが特徴です。


僕のSAABもそのスカンジナビア・デザインらしく、とても機能的で造形的なデザインをしています。

(※ここからは少々車に偏った話になるので、車に興味の無い方は飛ばして下さい。)

元々が航空機を作っているメーカーなので、インパネの操作性など人間工学的に使い勝手が考えられています。

エクステリアも、航空機メーカーらしく古くから空力を考慮したデザインを採用していました。

僕のSAABは駆動方式がFFなのに何故かエンジンが縦置きにマウントされています。

現代の通常のFF車だとFR車のようにリアのタイヤに駆動力を伝えるドライブシャフトが存在しないので、

普通はエンジンを横置きにして、エンジンルームをコンパクトにします。

FR車でも最近は直列の気筒が少なくなり、V型のようなコンパクトなエンジンが増えつつあります。

エンジンが縦置きにマウントされている関係からか、意外とSAABはロング・ノーズ(ボンネットが長い)です。

ボンネットも、開ける時はいったんボンネットを前方へスライドさせてから、ボンネットを前に起こすように開けます。

ドアも下側のシェル(敷居)が無く、ドアで下方までカバーされていて、乗り降りでズボンの裾を汚す事がありません。

またドアの開き方もヒンジが特殊な形状をしていて、短いドアでも大きく開く事ができるようになっています。

他にも様々なSAAB独特のデザインがありますが、それら全てがとてもよく考えられていて、

そして、それら全てが他の物真似ではなく、独自に考えられた物です。


以前、僕のホームページを見た僕と同じSAABに乗る方からあるメールを頂きました。

その方がとても的確に表現した言葉がありますので、引用させていただきます。


「隅々までどこをとってもSAAB以外のなにものでもなく、かつ決してそれは装飾的意匠でない。

機能的でかつ造形としても優れている。スカンジナビア・デザインの本質ではないかと思います。

巷にはビジュアル・ノイズに満ちたデザインが溢れていますが。」


まさしくこれは、僕が望んでいる建築の形でもあると思っています。

そして、そんな建築を作りたい。

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